流域はっしん!第1回「紫川のキホンのキ。」

流域はっしん!第1回「紫川のキホンのキ。」を開催しました。
令和7年度 新イベント「流域はっしん!」
新年度より始まった「流域はっしん!」は、紫川流域の知られざる情報を市民のみなさまにお届けしていく、
月一回(毎月第4土曜日)、全12回にわたる情報発信イベントです。
4月に発足した「紫川河川文化研究所」の研究員が、毎度紫川の流域の各所へ訪れ、その情報を
分かりやすく、かつ親しみやすくお伝えしていきます。
第1回のタイトルは「紫川のキホンのキ。」ということで、
紫川についての簡単な知識、そして、川というものの基本的な知識をお届けしました。
内村所長が川の基礎知識を説明。
流域とは?
水は必ず高いところから、低いところへ流れます。
「川の始まりはどこか」と考えたとき、雨が降ってスタートする一番高いところということになりますが、
地上で高い場所、分かりやすい例として「山」があります。
山の高い部分から水は別々に分かれていきます。この水を分ける場所が「分水嶺(ぶんすいれい)」です。
しかし、山のみでなく市街地の平坦に見えるような場所においても分水嶺はあります。雨は地上に降るとその分水嶺を境に、低い場所をめがけて下っていきます。 山には谷があるので、そこで一つの流れになります。 そういった小さな流れが徐々に合流して川になるのです。
〝分水嶺(ぶんすいれい)〟はまるで水を集めるお皿のフチですね。 そして、分水嶺の内側にある範囲、水が流れる領域、これが「流域」です。
画像の太い黄色い線が紫川の流域を囲う分水嶺です。 紫川流域の水は基本的に、紫川へ集束することになります。 みなさんは流域のどのあたりに住んでいますか? 川と人の暮らしは切っても切り離せません。 自分の住んでいる場所が流域においてどこに位置するのか知っておくのもいいかもしれません。画像:YAMAP流域地図
今回は「流域」について説明しました。
「流域はっしん!」は主にこの領域内の情報について全12回お伝えしていく予定です!
第2回のタイトルは「高台へ水を引いた男」。
紫川流域にある高津尾村は、川から水を引くことが困難な高台にありました。
それを長い年月と執念により覆したお話…。
お楽しみに!