かわにまなぶコンサート2を開催しました!

11月9日(日)に開催した「かわにまなぶコンサート2」の様子をお届けします!
秋真っ盛り、まちなかの木々も見事に赤や黄色に色づいてきましたね。
肌寒くはありますが、水環境館のまわりもまだまだにぎわいを見せております。
そんな11月のある週末に紫川周辺で行われたのが「北九州エコライフステージ2025」!
コンポストづくりやフェアトレードショップなど、
自然環境やエコ、サステナブルに関するショップやワークショップなどの
ブースやテントがたくさん並んでいましたよ!
さて、そんな年に一度の「サステナブル」のお祭りに、
はじめて水環境館も「エコライフステージ」の音楽ステージとして参加いたしました!

ゲストアーティストにお迎えしたのは、
とまり木合奏団のフルート奏者・保田さんとピアノ奏者・大西さんのお二人。
エコライフステージのテーマである「サステナブル」を
今回のコンサートテーマに取り入れ、
「音楽からサステナブルを学ぶ」コンサートを開催しました*
「ん?音楽とサステナブルって何の関係があるの?」
たしかに。何のつながりもないように思いますよね。
しかし!実は、音楽は最高のサステナブルと言えるほどに
固く結ばれた関係性をもっているうえ、
サステナブル社会に向けてのヒントをもたらしてくれるものだったのです!
その真相は以下のレポートからどうそ!
はじめに「カノン」と「花のワルツ」の演奏があり、
思わずステップを踏みたくなるような舞踏会の雰囲気に。
ズンチャッチャ~♩ズンチャッチャ~♩
この二曲は、輪舞(ろんど)と呼ばれるカテゴリーの音楽で、
メロディーや伴奏の構成自体が「繰り返されている=サステナブル(続いていく、維持される)」
を表現しているもの。
カタカナで少し難しい「サステナブル」という言葉を
輪舞の演奏が解きほぐしてくれました。

「クラシック音楽が今の時代にまで続いているのも、
まさにサステナブルな発展があったからなんです!」と保田さん。
作曲家がその曲を生み出した時代から現在までに、
オーケストラの構成が変わったり、
その曲が国を超えて聞かれるようになったり、
様々なアレンジによって新たな音楽が生まれたり。
曲が時代を超えて受け継がれていくだけでなく、
そのなかにも「消費されない」発展があることは、
まさに「音楽は最高のサステナブル」である証拠ですね!

トークセッションのコーナーでは、
「サステナブルなアクションが今、求められているけど、
実際にどうすればいいのか、わからない、むずかしいと
感じている人もたくさんいると思います。」
という問いに対して、
「音楽が未来に続いていくためには、私たち演奏する側ももちろん必要ですが、
それを聞いてくれるお客さん、演奏に対する拍手、聞いた音楽の感想を共有してもらうことも
とても大切なんです!」と保田さん。
「それぐらい「当たり前」に感じている行動も音楽をサステナブルにしてくれています!
だから「隣の人に思いやりを持つこと」「涙を流している人に寄り添うこと」「毎日大切な人に
料理をつくること」もよりよい世界のためにできる立派なアクションだと思います。」と
丁寧に気持ちを込めてお話ししてくださいました。
そんなトークとともに演奏してくださった「モルダウ」と「ふるさと」も、
まさに大地の上で起きている生命の大循環を思わせるような
わたしたちの心に語りかけるような曲。
この日は音楽からたくさん学びを得られた1時間でした!

川が美しくありつづけるためにできることも、そんなに難しいことではないと、
改めて考えさせてもらえた今回のコンサート。
私たちの町の川や自然が唯一無二のかけがえのない存在であることを
思えば、その思いに映された行動はきっとひとつ、サステナブルでしょう。
このコンサートがみなさまにとって、
「サステナブル」を身近に感じてもらえるきっかけになりましたら幸いです!
「音楽」から「サステナブル」を紐解く、
これまでにない新しいコンサート、お楽しみいただけたでしょうか。
まだまだ私たちは川や文化から学ぶことがたくさんありそうです。
次回のかわにまなぶコンサートもお楽しみに!