KawaKawaアートデーを開催しました。

ラストとなる第6回Kawakawaアートデーです。
最後となるこの日は、みんなで一つの作品を作りたいと思い、水環境館の気持ちも込めた作品を、来館者の皆さま、そしてゲストアーティストのAkiさんと一緒に作りあげました。

「公害の歴史を持ち、人の手によって蘇り、今では親しまれる」

そういった紫川の姿を表現するために、
〈作品を作る〉➡〈バラバラにする〉➡〈再び形作る〉ということを行いました。

この作品はAkiさんによる作品「紫川」です。

この美しい作品を心苦しいですが、一度バラバラにしてしまいます…。
次に紫川のピースとなった作品の断片に、来館者の方が〝川での思い出〟〝好きな生き物〟
〝紫川への思い〟などメッセージを描きます。
思いがたくさんつまっているピース。

そしてこのピースを水環境が張り直していきます。

完成したアート作品。タイトルは「それでも川は流るる」。

キレイによみがえった紫川では楽しい思い出、生き物が戻り、川を大切にしていきたい人の思いが育てられます。

「蘇った川」は「キレイになり終えた川」ではない。

キレイになったように見える紫川ですが、本当の清流を知っている人から見ると、「まだまだ汚れている」と
感じるでしょう。汚れた時代に失われたものも多いはずです。

今の紫川は今回の作品のように、残された自然の欠片を人間がキレイに整えたようなものなのかもしれません。
私たちがしないといけないことは、そういった残った自然という財産の大切さを子供たちに伝えて、
未来へつないでいくことです。

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